Pt.ビルジュマハラジ

パドマヴィブーシャンPt.ビルジュマハラジはカタック カルカビンダディン ラクナウ派の七代目家元です。彼は半世紀にわたりカタックの伝統を引き継ぎ豊かにしてきました。

幼少の頃より父アッチャンマハラジ、叔父シャンブーマハラジ、ラッチューマハラジに師事してきました。1956年よりデリーのバラティヤカラケンドラ、カタックケンドラにて後進の指導にあたり、その豊かな才能で舞踊技術やボイスパーカッションやコンポジションの新しいパターンを編み出して現代のカタックを形成しました。

彼の舞台は、ムガールの細密画を彷彿させるような優雅さと独特の叙情的な質を持って観る者を魅了します。また驚くべき正確な力強いリズムでのパーカッションとの即興は小気味の良い爽快感を与えてくれます。

彼は振付師として映画の挿入歌も手掛けています。 2002年 デーヴァダース、2012年 ヴィシュワルーパン、2016年 バジラオマスターニなどの映画の中に挿入されたビルジュマハラジのカタック曲は有名でインド国内で受賞されています。

1988年来日 東京国立劇場でのソロパフォーマンス


マムタ マハラジ

マムタマハラジは、パドマヴィブーシャンPt.ビルジュマハラジの娘であり、カタック カルカビンダディンラクナウ派の女性初の家元継承者八代目です。

彼女は伝統的な流派の中にあって、独自の優雅で絶妙なアビナヤ(演技)の表現や舞踊技術を切り開いてきました。

インド国内でさまざまな公演活動を行うだけでなく、ポーランド、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、オランダ、オーストラリア、中国など海外でもパフォーマンスを行っています。

またカタックへの貢献に対して彼女は様々な受賞をしています。

  • Yuva Mahotsav賞(1989)
  • Madhyam Society賞(2000)
  • Yuva Darpan賞(2002)
  • Kala Srishti賞(2003)
  • Lucknow Gharana Kathak Scion(2017)

マムタマハラジはカタック指導者としての活動も活発に行っています。インド国内ではデリー、ムンバイ、コルカタ、ラクナウ、ヴァラナシ、海外ではシカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パース、アムステルダムなどで多数のカタックワークショップを実施しました。

またPt.ビルジュマハラジの学校 “カラシュラム” や、自身の私塾 “ブリジシャーム カラクンジュ” で彼女はカタックの伝統を伝えています。