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 カタックの始まり
カタックは北インドの古典舞踊です。ヒンドゥーのカタカと呼ばれる語り部の舞踊劇が起源と言われています。 中世以降はイスラムのムガル帝国の王の庇護の元、宮廷舞踊として発展してきました。 ヒンドゥー教とイスラムの2つの文化が融合した踊りです。

 どんな舞踊?
カタックはヒンドゥーの神に捧げる祈りの舞としての要素、そして王の目を楽しませる宮廷舞踊としての、華やかで高い技術的な要素を併せ持った舞踊です。またヒンドゥーの神話や神に対する祈りを表現する演技的な表現があったり、イスラム神秘主義スーフィーの旋回舞踊の影響を受けていたりします。 カタックは2つの文化が出会い、うまくよい要素が融合されてきた歴史的背景を持つ舞踊です。 一説によるとカタックはジプシーによって西に伝えられフラメンコの元になったともいわれています。 基本姿勢は直立です。素足で細かなステップを刻みます。 上半身は感情表現をします。手だけでなく指を使ったムドラ(印)や目線などを重視します。

○リズムが大切○
この舞踊で大切なのは「リズム」です。 リズムは一定の周期を持つ「ターラ」と呼ばれています。16拍子(ティンタール)から10拍子(ジャプタール)14拍子(ダマールタール)などがあります。この1定の周期を変化にとんだリズムで分割していきます。一見無造作なリズムのようですが、実はとても綿密です。大原則として1拍め(サム)に戻ったときに1つのリズムパターンは終了します。踊り手は足に100〜200個の鈴(グングル)をつけてステップを踏み、太鼓(タブラ)とリズムを併せます。
リズムが複雑なのに対しメロディーは拍子周期を刻むようにレヘラと呼ばれる同じ旋律を繰り返します。メロディがリズムを刻み、リズムを自由に遊ばせているという感じです。インド音楽では西洋音楽のように楽譜を残すことはなく、口伝で師から弟子へと継承されます。

1)正しい姿勢
踊る時の姿勢はとても重要です。
体幹の筋肉をしっかり保持して関節に負担をかけること無く、背骨をまっすぐに立てて立ちます。骨盤の傾きや背骨の生理的湾曲を理想的なものに近づけていきます。自分の体のくせを少しずつ見直し舞踊の姿勢を作っていくことが大切です。
クラスではヨガやピラティスを取り入れて骨格改善をしていきます。

2)タタカル
タップダンスやフラメンコと同様に足を打楽器のように使いリズムを刻みます。
カタックは裸足で踊りますので足の裏やつま先、かかとを上手に使って床を踏みしめさまざまな音を出します。また、足首に付けている鈴も同時に演奏されます。

4)ハスタク
手の動きはハスタクと呼ばれ、柔らかく優雅なものです。どんな動きの中にも感情や想いを投入します。
手を動かした方向に目線を向け、そして心もそちらに動かします。
またムドラと呼ばれる指での表現方法がありインド舞踊独特のものです。ムドラを使って具体的な事柄を手話のように演じることもあります。

5)ヨガ
カタックは体幹の筋肉が重要なので、パワーヨガが効果的です。また姿勢改善にもヨガが有効です。身体の動きを通して心を見つめていく必要があるという点でも、ヨガとの共通点があります。

6)衣装
主に、クルタやアナルカリと呼ばれるインド服、又はレヘンガと呼ばれるフレアースカートで踊ります。カラフルでエキゾチックな衣装です。

カタックに使うヒンディー語