「北インド古典音楽と舞踊」at奈良市北部会館市民文化ホール7月7日 2019

日時:7月7日(日)
開場13:30 開演14:00
場所:奈良市北部会館市民文化ホール
入場料:500円 ※要予約
主催:チュムチュムマハル
【ご予約・お問合せ】
担当:稲葉  080-8514-7219
鈴木  080-4238-2416
HP http://kathak-naach.com/
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 出演者
■ 大久保達郎
サーランギ奏者
シタール奏者のアミット・ロイ氏に師事し、インド古典音楽を演奏。 弓奏楽器サーランギを専攻し研鑽している。
また、中世ヨーロッパで16世紀頃より続く古楽器ハーディーガーディーの演奏と製作を習得。

■ 藤澤ばやん
15歳で打楽器を始め、マーチングドラムを中心にラテン・クラシック楽器など様々な楽器の奏法を学ぶ。
’02年、ディネーシュ・チャンドラ氏からタブラの手ほどきを受け、’05年に渡印マタ・プラサード・ミシュラ氏からベナレススタイルのタブラを学ぶ。
帰国後はタブラ・打楽器奏者として活動しながら、ワールドミュージックイベントの企画者として京町家や寺社仏閣でのライブや講座を多数企画し、音楽の奥深さと楽しさを伝え続けている。

■ スワスティカ・ビンドゥ
20代で渡印した際にバラナシにてカタックに出会う。 以後、優雅で力強いカタック舞踊のとりことなり、インドのバラナシにてルパリ・バグジー師、コルカタにてマドミタ・ロイ師、そして現在デリーにてマムタ・マハラジ師に師事。 またインドの様々な文化やインド人の友好的な気質に触れ、深く共感。
カタックを通して、インド文化のすばらしさを日本に伝えることをライフワークとして活動している。
チュムチュムマハル主宰

●北インド宮廷舞踊
カタックカタックは古来ヒンドゥー教の語り部であった人々の舞踊劇が起源と言われていますが、中世以降はイスラム教のムガール帝国の宮廷舞踊として発展してきました。 ヒンドゥーの神に捧げる祈りの舞としての要素、そして王の目を楽しませる宮廷舞踊としての華やかで高い技術的な要素を併せ持った舞踊です。 またヒンドゥーの神話や神に対する祈りを表現する演技的な表現があったり、イスラム神秘主義スーフィーの旋回舞踊の影響を受けていたりします。 カタックは2つの文化が出会い、うまくよい要素が融合されてきた歴史的背景を持つ舞踊です。

●北インド古典音楽
北インドで主に演奏される即興性の高い音楽で、その源流は紀元前に記されたヴェーダという聖典にあると言われます。 宗教音楽・宮廷音楽として寺院や王宮の庇護を受け発展し、現在では庶民にも広く受け入れられインドだけでなく世界中で楽しまれています。 北インド古典音楽は決まった「曲」がなく、独特の雰囲気・香り・感情や演奏すべき時間帯を持つ「ラーガ」を即興で演奏します。 主奏者は数ある中からその場に応じたラーガを1つ選択して演奏します。 演奏は主奏者のソロ演奏「アーラープ」から始まり、スローテンポのタブラが加わり、次第に速く激しくなっていきムードが最高潮に達した時、最高速のリズムで終えんを迎えます。